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NISAで貯めた資産は何年もつ?取り崩し額・利回り別のシミュレーションと、定額・定率の取り崩し方

NISAで資産を積み立てたら、いつか取り崩して使う時期が来ます。毎月いくらずつ取り崩すと何年もつのか、運用を続けながら取り崩すとどれくらい長くもつのかを試算し、取り崩し方の考え方を整理します。

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取り崩すと何年もつ?

資産額と毎月の取り崩し額ごとに、資産がなくなるまでの期間です。「年3%」は、残った資産を年3%で運用しながら取り崩した場合です。

資産額毎月5万円毎月10万円毎月15万円
運用なし年3%運用なし年3%運用なし年3%
1,000万円16年8か月23年1か月8年4か月9年7か月5年7か月6年1か月
2,000万円33年4か月100年以上16年8か月23年1か月11年2か月13年6か月
3,000万円50年100年以上25年46年1か月16年8か月23年1か月

たとえば2,000万円を毎月10万円ずつ取り崩す場合、運用しなければ16年8か月でなくなりますが、年3%で運用を続けながら取り崩すと23年1か月もちます。取り崩し期に入っても、すぐに全額を現金にせず運用を続けると、資産は長もちします。

※ 毎月初めに取り崩し、残りを年利÷12の月利で運用した場合の試算です。実際の運用成果は毎年変動し、元本割れすることもあります。

何年で使い切るかから、毎月の取り崩し額を決める

2,000万円を、決めた年数でちょうど使い切る場合の毎月の取り崩し額です。

使い切る年数運用なし年3%で運用
20年(65歳から85歳まで)83,300円110,600円
25年(65歳から90歳まで)66,600円94,600円
30年(65歳から95歳まで)55,500円84,100円

年金だけでは足りない毎月の金額(家計調査では夫婦世帯で月4万円台)を、資産の取り崩しで補うと考えると、必要な資産額の目安がつかめます(老後資金はいくら必要?)。

定額取り崩しと定率取り崩し

定額取り崩し(毎月10万円など)

  • 毎月の生活費の計画が立てやすい
  • 相場が下がったときも同じ額を売るため、資産の減りが早くなることがある

定率取り崩し(資産の年4%など)

  • 資産が減ると取り崩し額も減るため、資産が長もちしやすい
  • 相場によって受け取る金額が毎年変わる

取り崩しの初めのうちは定率で資産を長もちさせ、高齢になってから定額に切り替えるなど、組み合わせる方法もあります。いずれの場合も、数年分の生活費は預金で持っておくと、相場が大きく下がった時期に売らずに済みます。

NISAで取り崩すときのポイント

  • 売却益に税金がかからない:NISA口座で売った利益は非課税です。課税口座なら利益に約20%の税金がかかるため、同じ金額を受け取るのに多く売る必要があります。
  • 売った分の枠は翌年に復活:売却した商品の買ったときの金額(簿価)分だけ、翌年以降に生涯投資枠(1,800万円)が再び使えるようになります。
  • 定期売却サービス:証券会社によっては、毎月決まった金額や割合で自動的に売却するサービスがあります。

これから積み立てる場合の将来の資産額はNISA積立シミュレーターで計算できます。

よくある質問

2,000万円あれば老後は何年もちますか?

毎月10万円ずつ取り崩す場合、運用しなければ16年8か月、年3%で運用しながらなら23年1か月が目安です。年金で足りない分だけを取り崩すなら、さらに長くもちます。

取り崩しはいつから始めればいいですか?

年金だけで生活費が足りなくなる時期が目安です。働いている間や、年金の繰下げ受給で年金額を増やしたい期間の生活費に充てる使い方もあります。

NISAと課税口座、どちらから先に取り崩すべきですか?

一般的には、利益に税金がかかる課税口座の資産から取り崩し、非課税で運用を続けられるNISAの資産を後に残すと、税金の面で有利になりやすいです。ただし、それぞれの含み益の状況によっても変わります。

参考にした公的資料

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※ 本記事は掲載日時点の法令・公的資料にもとづいて作成しています。制度は改正されることがあり、個別の状況によって取り扱いが異なる場合があります。最終的な判断は、勤務先・税務署・加入している健康保険などにご確認ください。