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住民税非課税世帯とは?年収いくらまでが対象か、扶養人数別の目安と受けられる支援【2027年度から119万円】

給付金や医療費の負担軽減などで対象になることが多い「住民税非課税世帯」。住民税がかからない年収は、扶養している家族の人数で変わります。2026年の税制改正で基準が引き上げられた点も含めて、年収の目安を整理します。

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住民税非課税世帯とは

住民税には、所得にかかわらず一定額がかかる「均等割」と、所得に応じてかかる「所得割」があります。世帯全員が、住民税の均等割も所得割もかからない世帯を「住民税非課税世帯」と呼びます。

世帯の中に1人でも住民税がかかる人(たとえば働いている親や配偶者)がいれば、非課税世帯にはなりません。自分が非課税でも、世帯としては対象外になる点に注意しましょう。

住民税がかからない人の基準

  1. 1月1日時点で生活保護(生活扶助)を受けている
  2. 障害者・未成年者・寡婦・ひとり親で、前年の合計所得金額が1,350,000円以下(給与収入のみなら約2,090,000円以下)
  3. 前年の合計所得金額が次の金額以下
    • 扶養する家族がいない:45万円
    • 扶養する家族がいる:35万円 ×(同一生計配偶者+扶養親族の数+1)+ 10万円 + 21万円

※ 東京23区や政令指定都市など(1級地)の基準です。ほかの地域では、これより少し低い基準の自治体があります。扶養親族の数には、扶養控除の対象にならない16歳未満の子も含みます。

扶養人数別・非課税になる年収の目安

2026年の収入に対する2027年度の住民税の基準です。給与収入のみの場合の年収に換算しています。

扶養する家族住民税がかからない均等割も所得割も非課税所得割がかからない均等割だけかかる
扶養なし(単身)年収1,190,000円以下所得450,000円以下年収1,190,000円以下所得450,000円以下
1人年収1,750,000円以下所得1,010,000円以下年収1,860,000円以下所得1,120,000円以下
2人年収2,100,000円以下所得1,360,000円以下年収2,215,999円以下所得1,470,000円以下
3人年収2,559,999円以下所得1,710,000円以下年収2,715,999円以下所得1,820,000円以下
4人年収3,059,999円以下所得2,060,000円以下年収3,215,999円以下所得2,170,000円以下

たとえば、専業主婦(夫)の配偶者と子ども2人を扶養している会社員(扶養3人)なら、給与収入が約2,559,999円以下であれば住民税はかかりません。

※ 年収は、給与所得控除(2026年の収入から、給与収入220万円以下は収入−74万円)で換算した目安です。年金収入や事業所得がある場合は、それぞれの所得を合計して判定します。

2026年の税制改正で基準が上がった

  • 2026年・2027年の給与収入が220万円以下の場合、給与所得控除の最低保障額が74万円に引き上げられました。これにより、単身の人が非課税になる給与収入は110万円以下から119万円以下になりました(2027年度の住民税から)。
  • 住民税で扶養親族・同一生計配偶者になれる所得の要件も、合計所得金額58万円以下から62万円以下(給与収入のみなら136万円以下)に引き上げられました。

※ 2026年度(2025年の収入)の住民税は改正前の基準で、単身なら給与収入110万円以下が非課税です。

住民税非課税世帯が受けられる主な支援

  • 医療費の自己負担の上限が低い:高額療養費の1か月の上限は36,900円(70歳未満)です(高額療養費で医療費はいくらまで?)。入院中の食事代も減額されます。
  • 国民健康保険料・介護保険料の軽減:所得に応じて保険料が軽減されます(軽減の基準は制度ごとに異なります)。
  • 大学などの修学支援:授業料・入学金の減免と給付型奨学金(高等教育の修学支援新制度)で、最も支援額が大きい区分の対象になります。
  • 保育料:0〜2歳児の保育料が無償になります(3〜5歳児は世帯の所得にかかわらず無償)。
  • 国や自治体の給付金:物価高対策などの給付金は、住民税非課税世帯が対象になることがあります。

※ 支援ごとに対象の判定方法(どの年度の住民税で判定するか、世帯の範囲など)が異なります。お住まいの市区町村や各制度の窓口で確認してください。

自分の住民税を確認するには

会社員は、毎年5〜6月ごろに勤務先から渡される「住民税決定通知書」で、住民税額を確認できます。年収からおおよその住民税を知りたい場合は手取り計算シミュレーターで計算できます。住民税のしくみは住民税はいつから・いくら?で解説しています。

よくある質問

年収いくらなら住民税非課税になりますか?

東京23区などでは、扶養する家族がいない会社員なら、2026年の給与収入が1,190,000円以下で住民税がかかりません(2027年度の住民税)。扶養する家族が1人なら約1,750,000円以下が目安です。

年金暮らしの場合はどうなりますか?

公的年金の収入から公的年金等控除を差し引いた所得で判定します。65歳以上で年金収入のみの単身者なら、東京23区などでは年金収入155万円以下が非課税の目安です。

家族に非課税の人と課税の人がいる場合は?

住民税非課税世帯は、世帯全員が非課税であることが条件です。1人でも住民税がかかる人がいる場合、その世帯は住民税非課税世帯にはなりません。

参考にした公的資料

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※ 本記事は掲載日時点の法令・公的資料にもとづいて作成しています。制度は改正されることがあり、個別の状況によって取り扱いが異なる場合があります。最終的な判断は、勤務先・税務署・加入している健康保険などにご確認ください。