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【2026年度】年金はいくらもらえる?平均額・満額と繰下げ受給の増額率

2026年度(令和8年度)の年金額は、前年度から国民年金(基礎年金)が1.9%、厚生年金(報酬比例部分)が2.0%引き上げられました。満額や働き方別の平均的な年金額、受け取り開始の時期による増減を整理します。

最終更新日:

2026年度の年金額(月額)

国民年金(老齢基礎年金・満額・1人分)70,608円前年度から+1,300円
厚生年金(標準的な夫婦2人分)237,279円夫が平均的な収入(月45.5万円)で40年働き、妻は基礎年金のみの場合

※ 昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月70,408円です。満額を受け取るには、20〜60歳の40年間(480か月)保険料を納めている必要があります。

働き方別の平均的な年金額

厚生労働省は、2024年度に65歳になった方の加入実績をもとに、働き方別の2026年度の年金額(月額・1人分)の目安を示しています。

働き方(20年以上)年金額(月額)備考
厚生年金期間が中心の男性176,793円平均厚生年金期間39.8年・平均収入50.9万円
厚生年金期間が中心の女性134,640円平均厚生年金期間33.4年・平均収入35.6万円
国民年金(第1号)期間が中心の男性63,513円自営業・フリーランスなど
国民年金(第1号)期間が中心の女性61,771円自営業・フリーランスなど
国民年金(第3号)期間が中心の女性78,249円会社員の配偶者(扶養)の期間が中心

会社員として厚生年金に長く加入した方と、自営業などで国民年金のみの方とでは、年金額に大きな差があります。自分の見込み額は、毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」や、日本年金機構の「ねんきんネット」で確認できます。

繰上げ・繰下げ受給で年金額はどう変わる?

年金は原則65歳から受け取りますが、60〜75歳の間で開始時期を選べます。繰り上げると1か月あたり0.4%減額(最大24%)繰り下げると1か月あたり0.7%増額(最大84%)され、その割合は一生続きます。

受け取り開始増減率基礎年金満額の場合(月額)65歳開始と総額が並ぶ年齢
60-24.0%53,662円80歳10か月より前に亡くなると得
62-14.4%60,440円82歳10か月より前に亡くなると得
6570,608円
68+25.2%88,401円79歳11か月以降長生きすると得
70+42.0%100,263円81歳11か月以降長生きすると得
72+58.8%112,126円83歳11か月以降長生きすると得
75+84.0%129,919円86歳11か月以降長生きすると得

※ 繰上げの減額率0.4%は昭和37年4月2日以後生まれの方の場合です(それ以前の方は0.5%)。総額が並ぶ年齢は、税金・社会保険料や年金額の改定を考慮しない単純計算です。

たとえば70歳まで繰り下げると年金額は42%増えますが、65歳から受け取った場合と受取総額が並ぶのは約81歳11か月です。健康状態や、働いている間の収入、老後資金の準備状況をふまえて選びましょう。

働きながら年金を受け取る場合(在職老齢年金)

60歳以降に会社で働きながら老齢厚生年金を受け取る場合、給与(賞与込みの月収)と年金の合計が一定額を超えると、年金の一部が支給停止になります。この基準額(支給停止調整額)は、年金制度改正により2026年4月から月65万円(2025年度は51万円)に引き上げられ、働きながら年金を受け取りやすくなりました。

年金だけで足りない分に備えるには

公的年金は生活の土台になりますが、必要な老後資金は人によって異なります。不足しそうな分は、税制優遇のある制度で早めに準備しておくと効果的です。

  • iDeCo:掛金が全額所得控除になる私的年金。2026年12月から会社員の上限が月6.2万円に拡大。
  • NISA:運用益が非課税で、いつでも引き出せる。
  • 使い分けはNISAとiDeCoの違いと使い分けで解説しています。

よくある質問

2026年度の国民年金の満額はいくらですか?

老齢基礎年金の満額は月70,608円(年847,296円)です(昭和31年4月2日以後生まれの方)。前年度から1,300円の引き上げです。

2026年度の国民年金保険料はいくらですか?

月17,920円です(前年度から410円の引き上げ)。2027年度は月18,290円になります。

年金の繰下げは何歳まで可能ですか?

昭和27年4月2日以後生まれの方は75歳まで繰り下げられ、最大84%増額されます。老齢基礎年金と老齢厚生年金は別々に繰り下げることもできます。

年金額が毎年変わるのはなぜですか?

年金額は物価や賃金の変動に応じて毎年度改定されます。2026年度は、物価上昇率(3.2%)が賃金変動率(2.1%)を上回ったため賃金変動率を用い、さらにマクロ経済スライドによる調整が行われた結果、基礎年金が1.9%、厚生年金が2.0%の引き上げとなりました。

参考にした公的資料

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※ 本記事は掲載日時点の法令・公的資料にもとづいて作成しています。制度は改正されることがあり、個別の状況によって取り扱いが異なる場合があります。最終的な判断は、勤務先・税務署・加入している健康保険などにご確認ください。